2014年08月22日

大きなあくび


野良猫 大きなあくびする
私もつられてあくびする

ランチに買ったサンドイッチ
その子に半分 分けてあげたら
ものの見事に知らん振り
馬鹿にするな とにらまれた

自由に生きてもあくびは出るし
苦しく生きてもあくびは出るよね

でも 暇が理由のあくびは嫌だな
暇ってほんとは良くないから
暇 って感情の本質は
空虚で贅沢な悲しみだと思うの

だから猫ちゃん 良いあくびをして
楽しそうに
苦しそうにあくびをしてね

サンドイッチでお腹いっぱい
私に脳から指令がかかる
酸素を吸え と指令がかかる

私が大きなあくびする
野良猫 つられてあくびする


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posted by つづけ at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

売店


憂鬱な気分
お腹もすかない
でも栄養も足りない
売店でなにか買おう

おばちゃんの挨拶 耳に痛い
元気なのは勝手だけど
押し付けないでほしいよな

カロリーメイトをレジに持ってく
手早く手早く 会計 済ませる

持ち上げた買い物袋 少し重い
覗くと栄養ドリンクが二本

見上げた顔の先に光る
手を振るおばちゃん
笑顔のままで

優しさの押し売りやめてほしい
憂鬱でいるほうが楽なのに

どうにも希望を持ってしまう
結局 歩き出してしまう
望んだ道と
望んだ場所へ

憂鬱の理由を
越えれる場所へ

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posted by つづけ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月21日

蝉よりうるさい仲間たち


夏休みが終わる直前に
部活のメンバーで教室に集まることにした
理由はごくごく単純で
終わっていない宿題をやっつけるため

集まってみたはいいものの
寝る人 喋る人 人の答えを丸写しする人
様々な怠惰な在り方に
俺は苦笑をこぼしてた

「数学が意味不明だよ」
「古典がもうチンプンカンプン」
「化学は人生に必要ない」
みんながみんな どこか欠けてた

勉強の休憩がてら
校舎4階 光差す窓から
見慣れた町並み 見下ろした

窓から見下ろす誰かの車は
オモチャのように走ってた

その姿を見ていたのだろう
向かいに座っていた智也が
外を見ながらこう言った

「部活のメンバーでドライブ旅行とか行けたら最高だろうな」

俺は口元をゆるませながら
「実施するには最低でも2年かかるな」と返した

「俺たち2年後も仲良しっしょ」

「どうだろうな」

口ではこんなこと 言ってるけど
本当は心で分かってる

宿題をやるために集まった教室はずっと賑やかで
蝉がわめき散らす窓の外もずっと賑やかで
こんな喧騒の中にいるのに
こんな喧騒 うざったいはずなのに

俺はずっと笑っていたんだ


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posted by つづけ at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

五行歌 「デタラメくん」



時計はいつもデタラメだ

体感通りに時刻 示さない

早かったり 遅かったり

気持ちを全く汲み取らない

あなたに向けて裁判 起こすよ
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posted by つづけ at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 五行歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

湖の先の世界には何かがあると思うんだ

湖の先に見える世界に
私は一度も行ったことがない

父さんは何もない場所だと言う
母さんはつまらない場所だと言う
行くことを止めさせようとしている
私はそう感じている

百聞は一見にしかず だから
この足 この目で確かめたい

何もないなら ないもないで
秘密基地でも作ってやる
木材積み上げ マットを敷いて
私の世界を築いてやる

宝物も見つけてやる
洞窟の魔王も倒してやる
世界の平和を取り戻し
向こうの島を開放するんだ

湖の先に見える世界に
私は一度も行ったことがない

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posted by つづけ at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月20日

双葉が光を待っている


芽吹いた僕に悪気はない
ふわりと咲きたいあなたに向けて

あなたが愛でてくれること
想いが散るまで待っている

優しい顔で笑うから
優しい言葉で泣かすから
水をたくさん貰えたの
あなたのおかげで顔を出せたよ

芽吹いた僕に悪気はない
枯れずにいたいよ あなたに向けて


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posted by つづけ at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ひらけた草原


散歩を少しこじらせて
思いもよらない 徒歩での遠出
ストスト足音響かせて
行き先はあるようでない
辿り着いたはひらけた草原

珍しいものがありそうだ
都会では見つからないものが
そこで見つけられたものは
十人十色の人間模様

犬に先導されるおばちゃん
寝転がり動かないおじいさん
キャッチボール 楽しむ少年たち
花冠 作る少女たち
手を繋ぎ 語り合うカップル
音楽 聴きながら 歩く私


こんな雄大な景色を前に
ipodはどこか場違いで
自分の世界から出てみたら
イヤホン外した途端に聞こえる
奥ゆかしすぎる多彩なメロディ
風も鳥も人さえも
みんながみんな 歌手だった

音が混ざって空に消える
音は混ざって空に消える

私も参加したいと思い
目の前の草を摘み取って
遠い昔に父から学んだ
草笛 奏でて 加わった

風の伴奏 音 運ぶ
濁ることなく 綺麗に七色
自然のライブ会場だ

今だけしか聞けない音だらけ
今だけしか感動できないものだらけ
そう思うとグッとくるものがある

十人十色の生き方を
多種多様な生命を
メロディへと昇華する
ひらけた草原 ここにある
ひらけた草原 ここにある

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posted by つづけ at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

止まれない

アラームで目が覚めて
始まった一日
最近は自分の力で起きられない
起こされなきゃ永眠しそう

寝起きのグチャグチャの髪型を見て
欠伸と溜め息が混ざりあった声を出し
とりあえず開けたカーテンから
空気の読めない朝陽を迎えた

朝ご飯はコンフレークを食べて
少しシワついたシャツを着て
無心で身支度こなすうち
いつも通りのあの言葉
「あぁ、もうこんな時間か」

飛び出して 加速をつけた
あの直角のカーブを 今までにないくらいのスピードで曲がる

感情のない鉄の箱は
待っててくれはしないんだ
結局 駄目でした
いつもより遅いスタート


仕事場では誰にでも出来るような仕事を
私じゃなくても出来るような仕事を
でもそんな仕事に山積み 埋もれて
気付けば定時を過ぎていて
「今日はもう帰っていいよ」と言う優しい上司に
美味しい飴をプレゼントした


駅まで向かう帰り道
大学時代の友から電話
「お前 元気でやってるか? 京都旅行から半年だ」
変わらぬ声に救われた

でもあれからもう半年 経つのかと
生きるスピードを制御できてない

ちょっと立ち止まり深呼吸
ふと思うことは二つだけ


なんで雲はこんなに速く流れていくのだろう

急いでばかりいると見られない景色があるのに

なんで日々はこんなに速く流れていくのだろう

急いでばかりいると抱けない想いがあるのに
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posted by つづけ at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 感嘆詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

不毛な夜更かしパラダイス

昨日寝たのは2時手前
頭に霧がかかってる

今 思えば理由のない夜更かし
あの歌手のライブ映像なんて
別にいつでも見れたのに

最近つくづくやりたいことには
逆らえないなと思ってる

本能爆発
理性はオマケ

大人になっても 実際は
特段子どもと変わらない

本能爆発
理性はオマケ

「あー そろそろ寝なきゃやばいなぁ」
思うだけです ごめんなさい

目元の隈は理性の白旗
生活リズム ファンキーな証し

今日こそ早く寝てあげよう
朝に決意を固めても
やりたいことに魅せられて

気づけば深夜2時手前
明日の頭に濃霧予報

アホな私は猿手前
退化の歴史に名前を載せます

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posted by つづけ at 08:35| Comment(0) | TrackBack(0) | お笑い詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月19日

食べ放題ラビリンス

るん るん るん
るん るん るん
大好き 大好き 食べ放題

朝ご飯は抜いてきた
このときのために抜いてきた
目の前 広がる
ピッツァとパスタ
スイーツまでもが山のよう

ぱく ぱく ぱく
ぱく ぱく ぱく
大好き 大好き 食べ放題

箸使いなど気にせずに
今日は本能のまま ペロリ
鼻から抜ける香ばしさ
甘さと風味に流されて

もぐ もぐ もぐ
もぐ もぐ もぐ
まだまだ まだまだ 食べ放題

腹八分目だよ と脳が言う
もう止めといたら と胃腸が言う
危険信号 なんのその
朽ち果てるまで食べるのさ

がぶ がぶ がぶ
がぶ がぶ がぶ
苦しい 苦しい 食べ放題

血液 糖分過剰です
胃腸に空き部屋ありません
眠さと苦しさ 波打って
家まで帰ることも辛い

もう来ない
もう来ない
二度と来ないから 食べ放題

美味しいものを少量ずつ
美しい食べ物 上品に
その食べ方が一番さ
大人の私にお似合いだ

もう行かない
もう行かない
さよなら さよなら 食べ放題

スタイリッシュな生活を
無駄の省いた行動を
キリッと日々 こなしてくうちに
このお腹から グーの音が

あの光景
あの幸福
目の前 広がる 料理たち

今週末
行こうかな
止められないのが食べ放題


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posted by つづけ at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | お笑い詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする