2014年08月19日

五行歌 「辛いのは誰」



アンラッキーパンチ

また当てて

傷つけたこと

傷ついて

加害者が一番 苦しそうな顔をしてる


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posted by つづけ at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 五行歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

短編小説「鈍感で不器用な恋」

生まれて初めて告白された
いつも仲良しな女の子に
頭の中が真っ白になって
あわわ あわわ とたじろいだ
恋愛なんてしたことなくて
自分には無縁だと思ってた
何も分からずじまいだし
目の前の子を 好きか嫌いかで見たこともなかった

不安そうな女の子は
「やっぱりダメかなぁ」と悲しげに呟く

そのとき胸が苦しくなった
そんな表情 見たくはなかった

「一緒に公園まで散歩しよう。もう少し話がしたいんだ」
答えになっていないけど
精一杯 寄り添ってみた

たぶんこの答えの在りかは
一人で見つけられない場所

女の子は嬉しそうな顔で頬を赤らめ
「うん!」と大きく頷いた

真っ白な頭で見る 真っ白な世界は
乾いた風が吹いていた

でもなにかが少し色づき始め

見えていなかった世界や
聞こえていなかった世界が
徐々に顔を出し始めた


歩く二人のスニーカーの音
夏の清流が海へ向かう音
蝉時雨が大気に反射する音
唇を震わす風の音
はしゃいで揺れるポニーテール
夕焼けが伸ばす彼女の影
早く早くと急かす声
応えると遠くに見える笑顔
赤く染まった街より
赤く染まった影より
自分の心が赤へと染まった
とがった色でも
にごった色でも
間違いでできた色でもない
優しい赤へと心が染まった

そんなこと初めてだった
こんな感情初めてだった
答えはもう見え始めていた

優しい赤は  あの色だろう
知らずに育った あの色だろう



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短編小説トーナメントに参加したいと思い、書いてみました。
小説というよりもはや詩ですが、このような一分程で読み切れるストーリーもありではないかと思うのです。

ラベル:告白 蝉時雨 初恋
posted by つづけ at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 短編小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

突き抜ける風

私は基本 エアコン人間
湿気も暑さもノーサンキュー
ガンガン冷やして
冷やしすぎたら少し弱めて
地球温暖化 ごめんなさい

でもある日の出来事
洗濯物を干すため 開いた窓から
ぬるい風が突き抜けた
私を突き抜け
玄関まで
身体を涼めて
脳みそまで

何故か実家を思い出した
なんと言えばいいのかな
昔 嗅いだ 夏の匂い
畳の上で寝ころがって
「あつい〜」っと言ってたあの頃の匂い

数年ぶりに味わった
すごい嬉しい気分になって
窓にきれいな風鈴をつけた

風は何度だって訪れた
優しく私に訪れた
季節外れと言われるまで
この鈴の音は鳴らしていたい

何か込み上げるものがあるから
それは文字にはできないもので
地球の温度も悪くないなと
いつのまにやら思ってた

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ラベル: エアコン 風鈴
posted by つづけ at 22:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 季節詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あの頃のままなのは太陽だけみたい

消したくない想い 辿って
何度も掘り返す
太陽はあの頃と同じで
ただ光ってるだけだった

新しいもの欲しがる脳
新作はすぐに増えていく
思い出にしたはずの思い出が
思い出せなくなっていた

忘れたことは忘れたままでいいのかな


バスの中
珍しい景色さえ
無視をして
君と話してた

あの二人がね
今では少し沈黙の関係
言葉にしなくてもわかるだろ みたいな雰囲気


私も君も変わっていく
思い出は不安定だし
あの頃のままなのは太陽だけみたいで
こんなに二人を繋ぐものはボロボロでも

大丈夫
たぶんもう大丈夫だから安心して
私は君の隣にいれるなら
それだけでいいみたいだから

なんとなく気づき始めた
忘れたことは忘れたままでいいってこと


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ラベル:太陽 思い出 沈黙
posted by つづけ at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ねぶた祭りで跳ねうさぎ

会社から ねだった休日
車でとばす 片道4時間
街はすでにざわめて
私の心を踊らせた

跳人の衣装を見にまとい
太鼓に鼓膜を揺さぶられ
黒ビールでも飲みながら
祭りの世界へ 突入だ


跳ねろよ 跳ねろ
呼び声と掛け声 皆 合わせ
手のひら ひらひら ハイタッチ
見知らぬ人とも今日は仲良し

跳ねろよ 跳ねろ
小さな子 年寄り 反抗期 社会人
どんな年齢でも 楽しいものは楽しい
心は純粋

跳ねろよ 跳ねろ
頭の中は 真っ白でいい
明日の筋肉痛は明日悩め


投げ捨ててなんかいないから
世捨て人でもなんでもないよ

今日はただただ楽しみたいんだ
しがらみ忘れて 跳んでいたんだ

みんながそれを望んでる
私もそれを望んでる

明日のことは明日 悩もう
昨日のことは昨日に残そう


今が全てさ

今日くらい

今が全て と言い切りたい

跳ねろよ 跳ねろ!


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posted by つづけ at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

図々しいけど見守っていて

車で走る田舎道
三年ぶりの墓参り

学生のときは自分の世界が全て
死者に口なし 祈りなし
私の世界は私が回す
親戚 ご先祖 興味ないから
面倒なことはただ面倒
私の世界は狭かった

少し大人になって休みをもらい
車で走る田舎道
三年ぶりの墓参り

思うことなど特になく
親に言われて 義務的に来た
線香あげて 手を合わせ
ぼーっとしてれば終わるだろ

いざ 先祖を見つめ
手を合わせると
聞いてほしいことがあった

「私の未来の幸せを
両親が喜ぶ結末を
時代を生き抜く心と強さを」

いきなりきて図々しいよね
いつもは存在すら否定的なのに
でも今日くらいは神頼み
いや先祖頼みというのかな

幸せになりたいから見守っていて
私 頑張るから見守っていて
これからは毎年くるからさ
図々しいけど見守っていて


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posted by つづけ at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

許せる

家族と喋るの面倒臭がる 自分許せる?
人の悪口 喜んで聞いてる 自分許せる?

一人でいるとすぐ感傷にひたり
どこかへ消える
居場所さえ見つけられたのならば
笑顔に戻る

ただ何もしない
無関心のまま
終わり というのを待っている

「死にたい」って言葉が口癖
思ってもいないけど
かまってほしい
主人公でいたい
そうやって生きてきた
そうやって死なせてほしい

この汚い笑顔のままで
自分 愛してる


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ラベル:無関心 自己愛
posted by つづけ at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 感嘆詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

空より高く

上司に怒られた
私が本当に悪いのかも
それすらも怪しいことで

この情けなさと悔しさ
人に当ててはいけないと思った
帰ってから精一杯 家事にぶつけよう
美味しいものを作って
部屋をピカピカにして
お風呂も綺麗に洗おう

それだけで簡単に笑顔に戻れると思う


仕事を終えて 足音ひきずり
駐車場まで向かう道
青空まだまだ空高く
夜を抑えて光ってた

へこんだ心はそのままだけど
どこか悲しくなくなった

空より高く 飛ぶ鳥に
何故か大きく手を振った

私はここで生きていく
空より高く 手を振った

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ラベル:上司 仕事 青空 家事
posted by つづけ at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ふと夜に考えてしまうこと

私が幸せなら両親も幸せなの?

両親を幸せにすることが私の幸せなの?

恋人が幸せなら私も幸せなの?

恋人を幸せにすることが私の幸せなの?


私を幸せにする権利を持ってるのは誰?

想ってくれる人がいる
それは嬉しいこと
かけがえのないこと
でもね
たまに辛いんだ

私の幸せは私だけのものではないみたい


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ラベル:両親 恋人 幸せ
posted by つづけ at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 感嘆詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

冷夏と雨

肌寒い
タオルケットでは寝付けなそうだ
今日は虫も鳴いていない

夏は終わったのかな

昼のテレビ中継
甲子園はどこの国で行われてるの?

熱い夏は嫌いだけど
寒い夏はもっと嫌いみたい

特別楽しいことがなくても
楽しかった思い出に心踊らされる
熱い夏にはそんな輝きがあった

雨が止んだら 秋になる
そんな気配に少しうなだれ
天気予報に想いを馳せた


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ラベル: 甲子園 冷夏
posted by つづけ at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする