2015年03月11日

夕日


一人 見ていた夕日がとても綺麗で何も言えなくなった

桜の木に邪魔な緑が差し始めた頃
言った言葉 もらった言葉
意味をなくした

どんなに晴れた日だって
浮かぶ負い目はぬぐえなくて
楽しいという言葉の
ありきたりさと頼りなさを知った

一人 見ていた夕日がとても綺麗で何も言えなくなった
一人で見ても夕日はとても綺麗で何も言えなくなった
あなたが言った言葉が胸に刺さって 二度と抜けなくなった
誰のせいにもできない 誰も悪くない そんな終わり方だった

どんなに雨の日だって
傘持つあの人は現れなくて
足元の桜 踏んで
また思うんだ 思わざるを得ない

一人で生きても世界は普通に回ってく 何も言えないように
一人で生きても季節は普通に変わってく 何も言えないように
踏ん付けていた桜が渦に巻かれて 空へと飛んでいった
一人で見ても世界は とても綺麗だ 輝いて見えるんだ
誰のせいにもできない 誰も悪くない そんな終わり方だった
posted by つづけ at 22:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 季節詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

結局ここに


風は線香花火を落とし

夜は星を浮かび上がらせ

酒は夢を口に運び

耳は笑う声に震える

結局ここに居場所があった


posted by つづけ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 五行歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする