2015年04月27日

働いてみて


過酷な残業を終えた日
時間はもうテッペンをとうに超えていた
人影ひとつもないゴーストタウン
信号無視もなんだってできそうな夜

畳んだ段ボール積み上げては崩れる作業繰り返した
達成感なんてないけれど
右手には確かなかすり傷

帰り道 夜空には三日月でも満月でもない月が光る
誰も望んでないよ そんな形
それでも光り続ける姿は
僕に似てる

家の中は外より暗くて
無臭な寂しい匂いがする
冷蔵庫はただの空虚な部屋
冷たいビールが心に染みる

おかえりって素敵な言葉だね
おはようって優しい言葉だね
家族がいなくなって
せいせいした
せいせいしたのになぜだろう

起きればあの笑顔が
帰るとあの匂いが
ずっと待ってたこと
ずっと憎かったこと
なんでなんだろう
今さらありがとうが
言いたくなったこと
posted by つづけ at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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