2014年08月21日

蝉よりうるさい仲間たち


夏休みが終わる直前に
部活のメンバーで教室に集まることにした
理由はごくごく単純で
終わっていない宿題をやっつけるため

集まってみたはいいものの
寝る人 喋る人 人の答えを丸写しする人
様々な怠惰な在り方に
俺は苦笑をこぼしてた

「数学が意味不明だよ」
「古典がもうチンプンカンプン」
「化学は人生に必要ない」
みんながみんな どこか欠けてた

勉強の休憩がてら
校舎4階 光差す窓から
見慣れた町並み 見下ろした

窓から見下ろす誰かの車は
オモチャのように走ってた

その姿を見ていたのだろう
向かいに座っていた智也が
外を見ながらこう言った

「部活のメンバーでドライブ旅行とか行けたら最高だろうな」

俺は口元をゆるませながら
「実施するには最低でも2年かかるな」と返した

「俺たち2年後も仲良しっしょ」

「どうだろうな」

口ではこんなこと 言ってるけど
本当は心で分かってる

宿題をやるために集まった教室はずっと賑やかで
蝉がわめき散らす窓の外もずっと賑やかで
こんな喧騒の中にいるのに
こんな喧騒 うざったいはずなのに

俺はずっと笑っていたんだ


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posted by つづけ at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月19日

突き抜ける風

私は基本 エアコン人間
湿気も暑さもノーサンキュー
ガンガン冷やして
冷やしすぎたら少し弱めて
地球温暖化 ごめんなさい

でもある日の出来事
洗濯物を干すため 開いた窓から
ぬるい風が突き抜けた
私を突き抜け
玄関まで
身体を涼めて
脳みそまで

何故か実家を思い出した
なんと言えばいいのかな
昔 嗅いだ 夏の匂い
畳の上で寝ころがって
「あつい〜」っと言ってたあの頃の匂い

数年ぶりに味わった
すごい嬉しい気分になって
窓にきれいな風鈴をつけた

風は何度だって訪れた
優しく私に訪れた
季節外れと言われるまで
この鈴の音は鳴らしていたい

何か込み上げるものがあるから
それは文字にはできないもので
地球の温度も悪くないなと
いつのまにやら思ってた

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ラベル: エアコン 風鈴
posted by つづけ at 22:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 季節詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ねぶた祭りで跳ねうさぎ

会社から ねだった休日
車でとばす 片道4時間
街はすでにざわめて
私の心を踊らせた

跳人の衣装を見にまとい
太鼓に鼓膜を揺さぶられ
黒ビールでも飲みながら
祭りの世界へ 突入だ


跳ねろよ 跳ねろ
呼び声と掛け声 皆 合わせ
手のひら ひらひら ハイタッチ
見知らぬ人とも今日は仲良し

跳ねろよ 跳ねろ
小さな子 年寄り 反抗期 社会人
どんな年齢でも 楽しいものは楽しい
心は純粋

跳ねろよ 跳ねろ
頭の中は 真っ白でいい
明日の筋肉痛は明日悩め


投げ捨ててなんかいないから
世捨て人でもなんでもないよ

今日はただただ楽しみたいんだ
しがらみ忘れて 跳んでいたんだ

みんながそれを望んでる
私もそれを望んでる

明日のことは明日 悩もう
昨日のことは昨日に残そう


今が全てさ

今日くらい

今が全て と言い切りたい

跳ねろよ 跳ねろ!


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posted by つづけ at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

図々しいけど見守っていて

車で走る田舎道
三年ぶりの墓参り

学生のときは自分の世界が全て
死者に口なし 祈りなし
私の世界は私が回す
親戚 ご先祖 興味ないから
面倒なことはただ面倒
私の世界は狭かった

少し大人になって休みをもらい
車で走る田舎道
三年ぶりの墓参り

思うことなど特になく
親に言われて 義務的に来た
線香あげて 手を合わせ
ぼーっとしてれば終わるだろ

いざ 先祖を見つめ
手を合わせると
聞いてほしいことがあった

「私の未来の幸せを
両親が喜ぶ結末を
時代を生き抜く心と強さを」

いきなりきて図々しいよね
いつもは存在すら否定的なのに
でも今日くらいは神頼み
いや先祖頼みというのかな

幸せになりたいから見守っていて
私 頑張るから見守っていて
これからは毎年くるからさ
図々しいけど見守っていて


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posted by つづけ at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

冷夏と雨

肌寒い
タオルケットでは寝付けなそうだ
今日は虫も鳴いていない

夏は終わったのかな

昼のテレビ中継
甲子園はどこの国で行われてるの?

熱い夏は嫌いだけど
寒い夏はもっと嫌いみたい

特別楽しいことがなくても
楽しかった思い出に心踊らされる
熱い夏にはそんな輝きがあった

雨が止んだら 秋になる
そんな気配に少しうなだれ
天気予報に想いを馳せた


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ラベル: 甲子園 冷夏
posted by つづけ at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする