2015年04月27日

こどもじゃない


少し強いお酒を飲んで大人のふり
一昔前の音楽をしみると言って大人のふり
ピアスとつけて髪を染めて大人のふり
車で二つの県を横切って大人のふり

大人の指摘に耳をかさず
先の見えない未来を希望と呼んで
酔っぱらってトイレにこもっては
愛されたいと自分に呟く

やっぱり子どもだ
posted by つづけ at 22:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 日常詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

忘れ者


あなたを忘れたこと
今でも覚えてる
これからずっと先も
地球が何回 回っても

あなたの顔も声も
優しさだって忘れたよ
でも忘れたことは
覚えている

胸が痛む理由は
なんとなくわかってる
でもあなたをもう知らないから
答えもなくなった

あなたが優しかったこと
大型犬のように笑うこと
おいしそうにご飯を食べること
目覚ましが鳴っても起きないこと

その全てを忘れてしまったこと
今でも覚えてる
これからずっと先も
地球が何回 回っても
posted by つづけ at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

全ての道はローマに繋がるから あなたはそこで待っていて


今 僕は描かれた道を歩くのが嫌になった
この道では悲しいことのほうが多い気がしたから
やりたいことをやりたいだけ
悪意はないでしょ?
それを叱らないでよ
道は結局ローマに続いているんだから
ほっておいてよ
ローマでまた会いましょう
あなたはそこで待っていればいいよ

枕の匂い
甘すぎた過去
背伸びを続けて棒のような足
でも大丈夫
ローマで会おう
やりたいことで裏切らないから
ずっとずっと
あなたを笑顔にさせたかった
ずっとずっと
こんな僕を見せたかった



中学2年生のときに書いたものです。
発想がぶっとんでますね
posted by つづけ at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

働いてみて


過酷な残業を終えた日
時間はもうテッペンをとうに超えていた
人影ひとつもないゴーストタウン
信号無視もなんだってできそうな夜

畳んだ段ボール積み上げては崩れる作業繰り返した
達成感なんてないけれど
右手には確かなかすり傷

帰り道 夜空には三日月でも満月でもない月が光る
誰も望んでないよ そんな形
それでも光り続ける姿は
僕に似てる

家の中は外より暗くて
無臭な寂しい匂いがする
冷蔵庫はただの空虚な部屋
冷たいビールが心に染みる

おかえりって素敵な言葉だね
おはようって優しい言葉だね
家族がいなくなって
せいせいした
せいせいしたのになぜだろう

起きればあの笑顔が
帰るとあの匂いが
ずっと待ってたこと
ずっと憎かったこと
なんでなんだろう
今さらありがとうが
言いたくなったこと
posted by つづけ at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なつかげ


5月に夏の夢を見て
蝉が鳴く中 サンダルで川沿い歩き
木漏れ日や激しい雨に打たれ
濡れた服はすぐ向日葵に乾かしてもらう
熱気が揺れる炎天下
夏の影 陽から逃げて君と涼む
笑顔は特に欲しがらなくても自然に
君が僕にくれた

はぐれ雲に怖いくらいの夢を乗せて
とんでゆけ とんでゆけ
僕の影は伸びる
つま先まで大人の形に
幼少期の頃に見た
お父さんのようだ

膨らむと壊れるよ
触ると火傷するよ
だけど 夢見たい
夢みたいな夢を

かわいい笑顔の君の影を
踏んで 笑って 飛び跳ねた
ぼくのなつかげ よみがえる
ぼくのなつかげ のびていく
posted by つづけ at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする